お好み焼き 「てんしん」
店名:てんしん
カテゴリー:お好み焼き
住所:兵庫県明石市二見町東二見417-11
電話:078-942-3109
営業時間:11:00~21:30
定休日:水曜日
HP:
……………………………………………………………………………………………
今日はてんしんに行ってきました。
本場の明石よりも更に西にあるお店です。
このお店の玉子焼がとっても美味しいとの情報を得て行って来ました。
さて、ここはどんな感じなんでしょうね。
お店の前にある看板です。
お好み焼
玉子焼
そば焼
てんしん
って書いてますね。
ここは玉子焼オンリーじゃなくてお好み焼、そば焼が食べれるようですね。
明石で山陽電車に乗り込みます。
そして姫路方面の特急に乗車し1駅で9分で到着です。
普通なら17分掛かっちゃいます。
車両は一番後ろがいいですよ。
出口は一番後ろに1つだけです。
改札口を出ると左手(北側)に進みます。
そうすると、写真の風景が現れます。
この駅は階段が多くて大変です。
でも、上りも下りもエレベータが設置してあるので安心です。
そのままテクテクと真っ直ぐ明石方面に歩いていくと直ぐにお店が見えてきます。
お店の概観です。
歩道に出ているお好み焼、玉子焼、そば焼の看板が無ければ天津甘栗屋さんかと間違ってしまいそうです。
暖簾が掛かっており、その右側には天津甘栗があって販売していますから。
どうして天津甘栗を売っているのかは帰りに聞きました。
また、後で書きますね。
お店の暖簾です。
シンプルな暖簾ですね。
左側に店名の「てんしん」と書かれています。
中々いい感じです。
天津甘栗を売っているから「てんてん」?
どうなんでしょうね。
店名の由来は忘れずに聞かないとね。
さあ、入店しましょう~。
まずは何時ものようにビールから。
キリンの瓶ビール500円がありましたよ。
嬉しいですね~。
大好きな銘柄のビールがありました。
グラスも泡が付かないで清潔に保たれているようです。
お店ではお好み焼、玉子焼、そば焼と食べれるようですが、私は玉子焼を食べに、はるばる東二見まで来たので迷いもせずに玉子焼って言いたかったのですが....
直ぐにはオーダーが出来ませんでした。
実はここには
1.玉子焼 500円
2.特上玉子焼 530円
と2種類の玉子焼があるんですよ。
ん?
この微妙な30円の差は何?
特上と普通の差は何だろう~。
少し考えましたが分からないのでお店の人に聞くことにしました。
私:「おばちゃ~ん。」
私:「特上と普通のってどうちがうんですか?」
お:「特上は玉子を2つ使っているんですよ。」
お:「普通の倍なんですよ。」
私:「なるほどそういう事なんですか~。」
私:「で、どっちがお勧めですか?」
お:「普通の玉子焼の方がお勧めですよ。」
お:「こっちの方が玉子のふぁふぁ感が楽しめます。」
私:「分かりました~。」
私:「じゃあ、普通のでお願いします。」
って、やりとりが標準語では無く、播州弁でおこなわれました。
待つ事、数分で玉子焼の登場です。
15個で500円の設定になってます。
1個33円ですね。
・お好み焼道場が10個で550円です。(@55)
・ふなまちが20個で500円です。(@25)
・今中が20個で600円です。(@30)
・楽が10個で530円です。(@53)
・ちえが10個で600円です。(@60)
・たまきが10個で500円です。(@50)
1個当たりの価格だけをみると
ふなまち<今中<てんしん<たまき<楽<お好み焼道場<ちえって感じですね。
ふなまちが安すぎると思うので33円は安い方なんでしょうね。
さて、味の方はどんな感じなんでしょうか。
このお店は木の板タイプです。
この木のタイプが趣きがあって好きなんですよね。
玉子焼の色と木の色が食欲をそそります。
実にいい感じです。
いい感じで焼けてますね。
たこ焼と違って玉子焼を作るのは難しいんですよね。
玉子焼はこんな感じで、色が濃い部分と薄い部分があって不揃いな方が美味しいと経験上知っています。
玉子焼は小麦粉とジン粉の比率で固さが変化します。
初心者 小麦粉 > ジン粉
中級者 小麦粉 = ジン粉
上級者 小麦粉 < ジン粉
って感じでしょうか。
ジン粉の比率が多くなればこんな感じの玉子焼になると思われます。
これはきっと美味しいに違いありません。
まず、箸で半分に割ってみました。
中は本当にふぁふぁ状態ですよ。
これは本当にプロの技ですね~。
熟練した人しかできないでしょうね。
では、最初にそのままで食べみましょう。
わおっ。
激旨です!!
これは美味しいですね~。
最高クラスの味です。
出汁と卵のナイスなコラボレーションです。
やられました。
ここまで来た甲斐があったというものです。
最初に出汁だけを飲んでみます。
鰹風味の美味しいお出汁です。
さあ、出汁に付けて食べてみましょう。
いい感じですね~。
旨さが更にパワーアップしましたよ。
次はソースを付けて食べます。
私の中でこの食べ方も定番になってきましたね。
これも味に変化が出て美味しいですよ。
色んな楽しみ方が出来るのも嬉しいですよね。
お店のメニューの中に「玉子焼の由来」ってのがありました。
玉子焼は各地で明石焼、明石流タコ焼等名付けられていますが、その発祥の地は播州明石です。
遠く江戸時代元禄の頃、当地方は人造珊瑚(赤石玉)の製造が盛んでした。
その製造法に玉子の白身を使用していました。
ある商人が黄味の利用を考案し明石蛸を入れて焼上げ庶民に舌つづみを打たせました。
当店では更に工夫を重ね、焼き上げています。
ぜひ、ご賞味をお願いいたします。
店主敬白
食べながら読んでしまいました。
どの時代でもこうやってセンスのある人は何かを生み出していくんですよね。
勉強になりました。
店内の風景です。
入口から入ると右手がこんな感じで大きな鉄板があります。
写真の右側で明石焼きが作られます。
そして、左側でお好み焼、そば焼が作られます。
左側は鉄板付きのテーブル席が3つ用意されています。
玉子焼を食べる場合は火を入れません。
お好み焼をオーダーすると火を入れるタイプです。
昔ながらのお好み焼屋さんのいい雰囲気を残した店内ですね。
店奥にはえびすさんが鎮座しておられますね。
さて、お待たせしました。
このスペースの話が残っていますよね。
お好み焼、玉子焼のお店なのに何故に天津甘栗を売っているのかって話です。
店前にちょっとしたスペースがあったので栗を売り始めたらしいです。
このお店は創業43年目の老舗店です。
40年前というと栗は高級品だったそうです。
この天津甘栗も当時は飛ぶように売れたそうですよ。
そういえば、私も子供の頃に天津甘栗を買ってもらって食べた記憶があります。
当時はデパートの地下とかで買ってもらって嬉しかった記憶がありますね。
栗は200円、300円、500円、1,000円、2,000円と用意されているようですね。
このパッケージの色合いとか昔から変わっていないような。
パッケージの栗ちゃんが可愛いですね。(笑)
250g500円で売っているんですね。
こんな感じで栗を見たのは超久しぶりです。
懐かしい思いに浸れました。
でも、売れているの?
ってちょっと気にもなっちゃいました。
最後に、この「てんしん」という店名の由来について聞いてみました。
店名の「てんしん」っていうのは店前で天津甘栗を売っているから「てんしん」って付けたんですか?
って聞いてみました。
すると、こう返ってきました。
元々は中国の高級点心からネーミングしたようです。
「点心」と漢字にしてしまうと意味の広がりが出ないので、ワザと平仮名の「てんしん」としたそうです。
そう言われれば
・天真爛漫のてんしん。
・天津甘栗のてんしん。
・高級点心のてんしん。
・転進のてんしん。
・天心のてんしん。
・天神のてんしん。
本当に色々なてんしんが出てきますよね。
食べ終わって色々とお話してしまいました。
このお店お母さんが5名前後でスクラム組んでやってます。
非常に良い味を出している個性派揃いです。(笑)
話していると楽しい、楽しい、あちらこちらで会話がボンボン出てきます。
非常に愛嬌があるお母さん達です。
何回か通うと何だか家に帰って来たような感覚に陥りそうです。
そんなアットホームな雰囲気がこのお店にはあると思います。
食べ物だけの味でない、人間味も味わえる良店だと思います。
お母さん、また行きまっせ~。
待っていてね。(笑)
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コメント
うわー!!
写真見てるだけでよだれがでそうになっちゃいました(笑)
ほんまにおいしそうーーー!
7~8年前、一度明石で玉子焼きを頂いたことがありますが名前を忘れちゃいました。
確か魚棚の近くだったと思うのですが・・・
投稿: chihi | 2009年11月19日 (木) 10時20分
> chihiさん。
でしょ~。
ここはとっても美味しかったですよ。
メチャ旨でした!!
本場の玉子焼は美味しいですよね。
食べたのは何処だったんでしょうね。
その近辺には5件以上はあるかな。
投稿: プレグル | 2009年11月20日 (金) 04時56分